噛むことで子どもの歯並びが綺麗に!
噛むことで子どもの歯並びが綺麗に!
今回は噛む機能のトレーニングについてお話したいと思います。
顔が成長するためには発育刺激が必要です。
『噛む』ということが発育刺激になり、また正しく噛むことによって顔の骨に力が伝わり、その刺激で顔の骨が成長します。
では、実際にお家でできる『噛む筋肉を鍛えるトレーニング』を紹介していきます。
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舌の筋肉のトレーニング
まず舌で唇の右の角を押し、次は左の角を押します。そして上唇をなめましょう。最後に舌をできるだけ前へ出しましょう。アッカンベーの要領です。この唇の動きを回繰り返します。これで舌がうまく使えるようになります。 -
口輪筋(お口周りの筋肉)のトレーニング
唇の運動です。唇のチカラがなければ食べ物は前歯からこぼれ出てしまいます。チカラ強く唇を閉じてからパピプペポと回繰り返し言いましょう。 -
頬の筋肉のトレーニング
奥歯で噛んだ食べ物は頬と舌側に分かれます。頬の筋肉が弱った場合にも、噛むことや食べるスピードは遅くなります。
頬を大きく膨らませ、チカラ強く引っ込める動作を回繰り返します。 -
口を閉じるトレーニング
歯列不正を起こす最大の悪習慣はいつも口を開けて呼吸している口呼吸です。どんなときも意識して口を閉じることが最大の治療です。口を開けている子どもは口輪筋が弱いので筋肉をつける必要があります。
二つに折ったハガキを口にくわえます。お風呂に入ったら口まで分間つかる。風船をいっぱいまで膨らませて口から離し、風船の空気を抜いて再度膨らませます。これを何回か繰り返します。風船を膨らませることができない場合は口輪筋の機能不足ですので、練習を繰り返しましょう。
当院ではこの他にもチューブを使ったトレーニングなど様々な方法をご紹介しています。