むし歯と習慣
あなたの習慣はむし歯になりやすいのかも⁉
- 眠る前に飲食していませんか?むし歯は主に就寝時に進行することがほとんどです。
ではなぜ就寝時になりやすいのでしょう?
朝起きたときに、お口の臭いやお口の中のネバつきが気になることがありませんか?
就寝時には唾液の分泌が少なくなります。唾液には、酸を中和して歯を守る機能があるほか、プラークによって歯のエナメル質が溶かされた時の修復機能があります。就寝時には、唾液のこの機能が減少するので、就寝前に酸性の飲料水を飲んだり食事や甘いものを摂取して、そのまま歯を磨かずに就寝してしまうと、歯を守る機能が低下した状態のままプラークが活発になり、むし歯の進行を早めてしまう原因となるのです。
- 歯にモノが挟まったままではありませんか?
歯に食べ物が挟まる原因は、歯と歯の間に隙間ができているためです。歯は嚙み合わせなどで少しずつ動いています。気にならなくとも徐々に歯が動いてきて、最近食べ物がよく挟まるようになったと患者様からお聞きすることがあります。食べ物が歯に挟まったままの状態が続くと、むし歯菌が常にエサを食べていて、それが歯をどんどん溶かしてむし歯にしてしまいます。その前にフロスや歯間ブラシなどを使って、歯と歯の間に挟まったモノを取り除くようにするとむし歯予防につながります。日頃からフロスや歯間ブラシの習慣を身につけておくことも大切です。
- 歯ぎしりをしている
歯ぎしりもむし歯の原因の一つです。 歯ぎしりをしていると歯にクラック(ひび割れ)が入ることがあります。 このクラックにむし歯菌が入り込んでしまうと、歯の中でむし歯が進行しやすくなります。 歯ぎしりは自分で予防するのは難しいため、歯科医院でご相談いただき、マウスピースを利用するなどが大切です。
- 定期的に歯科検診を受けていない
定期的に歯科医院に通っていないとむし歯の予防や早期発見が遅れます。ぜひ定期健診をおすすめいたします。
むし歯の原因となるのは、プラークとお口の中で酸性状態が持続することです。だらだらと飲食を続けると酸性状態が長く、再石灰化ができずに脱灰という歯の表面を溶かす状態になります。食べる時間や回数を決め、だらだら食べはやめましょう。
そして、毎食後にフロスや歯間ブラシも使い歯磨きで歯の汚れを落としましょう。 特に就寝前は念入りに磨き、お口の中の細菌を減らし、起床後には就寝時に増えた細菌を洗い流すようにしましょう。